高い日本への好感度

日本に好感持つ学生多いベトナム留学生

 

留学生生増加に伴い日本での就職希望者も増加

ベトナム人留学生の数は既に8万人を超え、中国に次いで多くの留学生が日本で学んでいます。出入国在留管理庁によると、2018年に日本企業などに就職したベトナム人は5,244人で、留学生の増加に伴い日本での就職希望者も年々増えているとのこと。

日系企業が、ベトナムで長期的に法令を順守した経営を続け、従業員への教育も充実していることに加え、日系企業や日本製品の評判が良いことも影響して、日本に良いイメージを持っている学生も多いようです。

こうした評判は親族や先輩から自然と伝わり、日本に好感を持つ学生が増えている理由の一つになっています。

ベトナム人コミュニティの存在が安心感に

優秀でチャレンジ精神のある学生は、卒業後日本での就職を目指すことが多く、日本語学部卒業生のうち1割ほどが日本で就職しています。

日本は賃金が高く成長できる機会にも恵まれ、ベトナム人コミュニティーが形成されていることも日本で働く安心感につながっているようです。

ルール重視の日本人。効率や成果を求めるベトナム人

一方で、仕事よりも家族や友達との関係を優先するベトナム人にとっては、仕事中心の日本の考え方にはなじめない部分もあるようです。ルールを守ることにこだわりを見せる日本人に対して、ベトナム人は効率的に成果を出すことを重視する傾向があります。互いにコミュニケーションを取って、なぜそのルールを守る必要があるのかを確認し合うことが大切だといえます。